ここで、「塾なし」で高校受験を突破するという選択肢を検討する前に、「塾に通う」という選択肢、あるいは、塾に通うならどの塾を選択するべきか、ということを一度考えてみる必要性があります。 まず、多くの人が、「同じクラスの友だちと同じ塾に通う」という事を想定すると思いますが、本当にこれが良い選択なのかということを考え直す必要性があります。 また、塾に通いだしてから、塾との相性があわずに、塾に通っていなかったときよりも成績が落ちたという人も意外と多いものです。「塾に通えば、絶対に成績が伸びる」とは限りません。特に、塾に通うという事は、今までの自分の勉強方法を一度捨てて、塾の勉強法に合わせる必要性が生じてくるので、塾との相性があわない場合には、成績が落ちてしまうということも起こります。 したがって、塾を選択する際には、その塾が自分に本当にあっているのかという事を考える必要性がありますし、塾に通っても成績が伸び悩んだり、成績が下がったりする場合には、塾を変える（いわゆる「転塾」）ということや、塾以外の学習方法を検討するという事も必要になってくると思われます。 もちろん、運よく、塾に通ってから成績が伸びたという人もいるので、そのような人は、塾の勉強を頑張る事で高校受験に備えるほうがよいと思われます。 また、最近の塾の中には、生徒個人のやり方に柔軟に対応するような個別指導などの方式の塾もありますし、「実技４教科」の学習の面倒もみてくれる学習塾もあるようですので、それらの学習塾を検討することも重要だと思います。 しかし、いろいろ考えた結果、「塾なし」で高校受験を突破するという選択をする人、塾のやり方に合わないために自宅学習に切り替える人もいると思います。そのような人にとっては、「実技４教科」を頑張る事が、塾に通っている人たちに差をつけるチャンスともなると思います。
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