美術の勉強に関しては、ほかの実技4教科系統(音楽・技術家庭・保健体育)とは少し異なり、暗記だけではどうにもならない部分が多いということは前のページで説明したとおりですが、それでも、暗記分野としてしっかりと定着できる部分があります。それは、色彩に関する理論的な部分と、美術の歴史に関する分野です。 たとえば、色彩の分野については、具体的なキーワードを挙げると「色層」「明度」「彩度」といった言葉が挙げられます。その中で、「色層」には「暖色」と「寒色」、そして「補色」というキーワードが考えられます。「明度」は、文字通り明るさの度合いのことです。「彩度」というのは、鮮やかさの度合いを表し、「純色」「清色」「濁色」などのキーワードが考えられます。 これらの色彩の知識については、実際に絵画やポスターなどを作る時に参考になりますので、言葉の意味を含めて、テスト勉強のついでに覚えておくと役に立ちます。 そして、教師によっては、授業中に、実際にポスターなどを作製させ、そのときに色彩に関する知識を説明するやり方をとる場合もあります。そのような形の授業の場合、教師の話の中の大切な部分はしっかりと覚えておきましょう。 また、美術の学習の中で欠かせないのは、美術の歴史などについてです。これについては音楽の学習に近い要素があるかもしれませんが、例えば有名な絵の写真が印刷されたテスト問題が提示され、その絵の名前や、作者の名前、場合によっては「何派」というようなことまで問われることがあると思います。このような部分については、暗記すれば理解できる内容ですので、しっかりと暗記しておきましょう。
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