中学実技4教科(音楽・美術・技術・家庭・保健体育)期末テスト・学年末テストの勉強法




技術家庭科の勉強(1):実際の実習や工作が重要だが、暗記事項も多い!

 技術家庭科は、具体的には、技術と家庭の2つの分野に分かれ、それらは一見するとまったく違う科目のように見えるかもしれません。しかし、実際には、技術と家庭との共通点として、実習が非常に重要だということが言えます。技術の場合は、木材加工などの工作などを自分の手で行うということ、家庭科に関しては、調理実習や被服実習などに自分たちで取り組むことが重視されていて、その点においては、技術と家庭との共通点だと考えられます。

 しかし、技術家庭の場合、実際には暗記部分もかなり多いと思います。技術分野なら、木材加工の場合は、図面の描き方や、道具の種類などについて多くの語句を覚える必要がありますし、電気工作なら、理科の実験で学ぶような回路図だけでなく、電子部分の記号や、回路計の読み方、抵抗器の種類など、かなり専門的な部分にまで細かく覚えていく必要があります。

 これは家庭科の分野についても同様で、調理の場合は栄養素の種類や働きなど、被服の分野なら、繊維の種類や取扱絵表示の形・意味などをおぼえる必要があります。

 いずれにしても、技術家庭科のテストを乗り切るうえで重要なのは、「どれだけ暗記できるか」ということに尽きると思います。他の実技4教科(音楽・美術・保健体育)と比べると、暗記しなければならないことが多く、どちらかというと社会や理科の勉強法に近い学習が要求される分野です。また、他の実技4教科(音楽・美術・保健体育)と比べると、各分野の専門性が高いということが言えます。これは、同じ「技術・家庭」とくくられているにもかかわらず、ある分野の学習が他の分野の学習に生かしにくく、それぞれの分野に適した学習法が要求されるということを意味しています。

 しかし、技術家庭は、暗記主体ということで、音楽の聞き取りテストのようにしっかりとした勉強法が確立できないものと比べると、テスト対策しやすいということも事実です。


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目次

はじめに:期末テスト・学年末テストで課される「実技4教科」について
実技4教科の基本(1):主要5教科と比べて、出題する教師の趣向が表れやすい
実技4教科の基本(2):教科書だけでなく、教師が授業の中で発言した内容も大切
音楽の勉強法(1):曲名、作詞・作曲した人、楽譜の特徴は押さえておこう
音楽の勉強法(2):「記号の形・記号の名前・記号の意味」から楽譜の特徴をつかむ
音楽の勉強法(3):クラシック曲、古典音楽の勉強について
音楽の勉強法(4):聞き取りテストの対策について
美術の勉強法(1):美術は暗記分野とはいえない!
美術の勉強法(2):美術の中の暗記分野:美術史、色彩の理論など
保健体育の勉強(1):出題範囲の競技のルールなどに気をつけよう
保健体育の勉強(2):教科書に沿った分野:体育理論や保健分野の学習
保健体育の勉強(3):環境問題、病気や交通事故の問題など、保健分野の学習のコツ
技術家庭科の勉強(1):実際の実習や工作が重要だが、暗記事項も多い!
技術家庭科の勉強(2):「木材加工」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(3):「電気工作」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(4):「金属加工」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(5):「機械」分野(原動機など)の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(6):「栽培」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(7):「被服」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(8):「食物」分野(調理実習など)の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(9):「住居」分野の勉強法のコツ
技術家庭科の勉強(10):「情報とコンピュータ」分野の勉強法のコツ

テスト問題の予想傾向

音楽のテスト問題の予想傾向
美術のテスト問題の予想傾向
保健体育のテスト問題の予想傾向
技術家庭のテスト問題の予想傾向

特集

「「実技4教科」(副教科)のノートの取り方」の目次
「高校受験を「塾なし」で突破するために」の目次
「「実技4教科」のテスト対策:「テスト予想問題集」の作成方法」の目次
「音楽」のテスト対策、楽譜のどこに着目すればよいのか

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