音楽のテストにおいては、各学校によって、また、出題する教員によって、その傾向が異なることは否めないのですが、その中で、共通してテストで問われやすいものがあります。それは、教科書に載っている楽譜について問われる問題です。 ただし、楽譜を使った問題でも、学校の先生によって、リコーダーの図と組み合わせて演奏について問う問題を多く出す先生もいれば、図をあまり多用しない代わりに、楽譜を読み解くための知識としての記号や音符、長調や短調などについて問う問題を多く出題する先生もいます。したがって、出題内容をきめ細かく分析して各学校のテストに対応するには、各々の学校の期末テストの問題を見て自分で判断していくことも大切です。 しかしながら、音楽という教科は非常に特色が強い教科で、テスト問題の傾向もそれなりに特色あるものになります。一般的に、テスト範囲として指定された部分の曲の「楽譜」そのものが何らかの形で出題される可能性は極めて高いので、楽譜の中から大切なポイントに着目してそれを覚えておくということが、どの学校の場合でもテスト対策として必須になります。これは、出題する教員の立場から考えると、楽譜を使って問題を作成しないと、テストで生徒に対して問いたい部分を問うことができない場合が多い、いわば「音楽」という教科特有の特徴もあるわけです。そのため、テスト問題の傾向が楽譜を中心としたものになってしまうということが言えるわけですが、これは、生徒の立場から見れば、教科書から出題範囲として指定された曲の楽譜をうまく読み解けば、実際のテスト本番で一定の得点を確保できることを意味します。 そのため、音楽のテストは、聞き取りテストなど、事前に対策しにくい形式の問題もある一方、教科書から出題される問題については、楽譜を中心として、後は音楽の歴史に関する部分の知識などを別途覚えておくだけでも、確実に取れる部分は得点できる傾向があると思います。ここでは、「楽譜」のどの部分に着目すればよいのかということについて解説します。 (目次) (1)楽譜の着目すべきポイント (2)楽譜を読めば解ける問題か、授業中に曲を聞いたことを前提として出題される問題か
目次
テスト問題の予想傾向
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