中学実技4教科（音楽・美術・技術・家庭・保健体育）期末テスト・学年末テストの勉強法

技術家庭科の勉強（４）：「金属加工」分野の勉強法のコツ

　金属加工については、木材と金属との違いについて意識して学ぶほうが望ましいと思います。

　特に、金属の性質として、力を入れて折り曲げることが可能ですが、加工硬化を起こし、元の形には戻らなくなるなどの点があるので、この加工硬化の性質を生かして製品を作ることができる一方、一旦曲げた金属板は元には戻らないという性質を持っています。このように、金属という素材が持つ特色については、木材などと比較した上でイメージしながら覚えておくと、理解しやすいものと思われます。

　そして、金属にも色々な種類があり、たとえばアルミニウムと鉄との違いなどについて問われる場合もあります。たとえば、素材によって、加工のしやすさや耐久性などに違いがあります。これらの違いについては、素材の特色として表にまとめて覚えておくと、理解しやすいと思います。

　また、金属の場合、木材とは異なり、組織の方向性がなく、弾性や塑性といった性質があり、また、酸化しやすいという性質があるので、これらのキーワードについて理解しておくことが重要です。同時に、溶接が可能だということについても理解しておくことが重要です。

　そして、金属加工に関しては、木材加工とは異なる器具を利用して製品を作る必要がありますが、実際に学校で用いた道具や機械の各部位の名称や、教科書にある図にあるような各部位の名称についても押さえておく必要性があります。

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