ひとつ前のページで、テストの出題範囲の曲について、その曲が短調なのか、長調なのか、そして、具体的に「何長調」あるいは「何短調」なのか、その曲の拍子は「何拍子」なのか、速度は四分音符を1分間に何回打つ速度なのか、ということを抑えておくことが大切だと述べました。 これらのことをおさえた上で、さらに、それぞれの曲の楽譜の特徴について、学ぶべきことがあります。まずは、今まで習っていないような、演奏上の記号について、特に学校の教師から授業中に説明があるようなことについては、教科書やワークブックなどに一覧が載っていると思いますので、それらを参考にしながら、「記号の形・記号の名前・記号の意味」を3点セットで覚えておきましょう。 たとえば、楽譜の中に、「Moderato」という記号があるとしましょう。これは、「モデラート」という記号で、「中ぐらいの速さで」という意味の強弱を表わす記号です。また、音符の下(または上)に小さな点が一つついている場合がありますが、これは「スタッカート」という記号で、「その音を短く切る」という意味の記号です。 これらの記号は、新しい曲を学ぶ際に、今まで見たことがない記号がでてくるたびに覚えておかなければなりません。学校の教師からの解説もあると思いますので、大切な部分はチェックしたうえで、「記号の形・記号の名前・記号の意味」を3点セットで覚えておきましょう。 また、音符や記号などが問われる場合、授業で学習した曲の楽譜の中にある記号について、その読みや意味が問われる場合と、楽譜の中の一部の記号が空欄になっていて、その空欄にあてはまる記号を答えるように問われる場合があります。後者のような出題形式の場合、記号の暗記だけでは回答にたどり着くことは難しいのですが、楽譜の中に、どの記号が使われているのかということを頭に入れておくだけでも、期末テストの得点に結びつきやすくなります。 参考:「音楽」のテスト対策、楽譜のどこに着目すればよいのか
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