中学校の実技4教科の「音楽」のテスト勉強法として、まずおさえておきたいのは、出題範囲にどのような曲があるのか、また、その曲の作詞・作曲者は誰なのかということです。外国の音楽の場合は、作詞・作曲者の出身国(あるいはどこの国の民謡なのか)などについても覚えておきましょう。 そして、次に気をつけたいのは、その曲が短調なのか、長調なのか、そして、具体的に「何長調」あるいは「何短調」なのかということです。また、その曲の拍子は「何拍子」なのか、速度は四分音符を1分間に何回打つ速度なのかということも同時に大事な要素です。これらの内容の答えは、すべて楽譜の中に書かれていますので、教科書やノートを参考にして覚えていく必要があります。 一例を挙げますと、「赤とんぼ」という曲は、作詞者は三木露風、作曲者は山田耕筰、そして変ホ長調の曲で、拍子は、4分の3拍子、速度は(4分音符)=58〜63とされています。変ホ長調とは、音名「変ホ」の音を「ド」として、それを基準に階名(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)をつけていくということです。また、この曲の拍子は、4分の3拍子ですが、これは4分音符を1拍として、1小節が3拍あるという意味です。速度の(4分音符)=58〜63とは、1分間に4分音符を58〜63回叩くくらいのスピードで演奏するということです。 ここでは、「赤とんぼ」を例に説明しましたが、ここで説明したような、曲名、作詞・作曲した人、楽譜の特徴については、一部の例外を除き、ほとんどの曲の勉強の際に押さえておかなければならない内容なので、暗記してでも覚えておくことが大切です。 (楽譜の着目すべきポイントについての特集記事を組みましたのでそちらも参照してください。) また、その曲が作られた時代の背景、歌詞の意味などについても、授業で説明があった部分についてはしっかりと確認しておくことが大切です。 また、授業中にリコーダーで演奏した部分については、楽譜の中のある音符についてリコーダーのどの穴を抑えるべきかということが問われることがあります。多くの場合はリコーダーの絵が描いてあり、抑えるべき穴の部分を塗りつぶしなさい、というような形で問われることが多いと思います。リコーダーの演奏が苦手でも、どの穴を塗りつぶすのが良いのかということだけなら、暗記できると思いますので、ぜひ暗記しておきましょう。
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