技術家庭の中の一つとして、情報やコンピュータを扱う授業があり、期末テストでもこの部分が範囲に指定されている学校もあると思います。ただ、この分野についてまず申し上げておきたいのは、実技4教科の他の分野とは違って、技術の進歩が速いので、教科書が作られたころのコンピュータに関する説明と、現在の技術とは大きくギャップがあるということです。情報倫理の話に関しても、教科書が作られたときと比べて新しい社会問題が出てきていて、時代の流れに左右されやすいので、教科書の説明だけでは不足している部分があると思います。 そのため、情報とコンピュータの分野については、授業においても多くの学校では教科書をあまり多用せず、ワークや副教材などを授業のメイン教材として利用している場合が多いように思います。これは、他の分野(木材加工など)とは大きく違い、情報とコンピュータの分野については、学校によっては教科書がテスト対策としてはあまり使い物にならないケースも多くあるという事を意味しています。 一方で、教科書の中でも、ハードウエアなど、コンピュータの各部位の名称や役割等については、過去も今も変わらない部分ですので、その部分は教科書をしっかりと読んでおけばよいと思います。 しかしながら、情報とコンピュータの分野については、やはり各学校の担当の教師の方針が強く反映される事になるでしょう。教科書からの出題もそれなりにあるのか、それとも、授業で使ったワークや副教材の出題が圧倒的になるのか、それは授業を担当している教師の方針によるものが大きいものです。ただし、他の分野と違って授業で使ったワークや副教材の出題が多くなるのではないかということは想定されるので、日ごろの授業で使った教材を満遍なく理解しておく事が大切になります。 また、2012年以降の中学生からは、技術家庭の中でプログラミングも学ぶことになっていて、多くの学校ではプログラミングを使った授業が注目されていると思います。プログラミングが重要な学習内容の一つとして位置づけられている分野ですので、学校でプログラミングについて教わった場合、そしてテスト範囲にプログラミングの分野が含まれている場合には、例えば「IF」や「FOR」の使い方などの基本的な部分から復習し、初歩的なチャート図を書けるようにしておくと、テストで役立つ可能性が高いと思います。
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