音楽の授業の中で、特に、歌詞が書かれておらず、鑑賞するだけの曲があると思います。その多くは主に西洋音楽で、時々、日本の古典音楽なども取り上げられる場合があります。 特に、これらの分野については、音楽史についての学習を兼ねているので、しっかりと暗記しておく必要があります。 たとえば、クラシック音楽の場合は、作曲者は誰なのか、その作者はどの国の、どの時代に生きた人なのか、そして具体的に「何派」と呼ばれる音楽なのか、ということを抑えておく必要性があります。 ここでいう「何派」と呼ばれる音楽なのか、ということについては、西洋音楽ではバロック、ロマン派、国民楽派など、さまざまな派があり、多くはその時代の歴史を反映しているものですので、年表と合わせて覚えておいた方が理解しやすいかと思います。(簡単に時代の流れを述べると、古代、中世、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、国民学派・・・という時代の流れになっていると思います。詳しくは教科書などで確認してください。) また、日本の伝統音楽については、その音楽がどのような楽器で演奏され、また、その楽器のどの部分が何という名称でよばれているのか、ということなどを、教科書をみながら、絵や図とあわせて覚えておくことが重要です。古典芸能の場合、普段はなじみの無い楽曲なので理解することが難しいと思いますが、難しい知識だからこそ、これらの知識を詳しく知っているか否かで、テストの得点に大きな差が生じてくると思われます。 また、クラシック音楽や、伝統音楽につきものなのは、「その曲がどのような意味を持っているのか」ということです。特に、音楽の途中で、いきなり曲の雰囲気が代わったりする場合、音楽の場面が変化しているということです。音楽をただ漫然と聞いているだけでは、その旋律が何を意味しているのかが分からないと思いますが、実際は、その音楽の中に物語があると考えてください。そして、その音楽がどのような物語を表しているのかということは、多くは教科書や資料集などに載っていると思います。 一例を挙げると、たとえば「モルダウ」という有名なクラシック音楽は、川が2つの水源から流れ出す、川幅が次第に増してくる・・・などのように、音楽の旋律が一つの物語として変化しながら流れています。 それは他のクラシック音楽や伝統音楽についてもおおむね同様だと思います。これらの解説は教科書や資料集などに載っていると思うので、曲の意味の流れについて、大まかな流れをつかんでおくと、期末テストで曲の意味を問われる(ほとんどは記号選択式か並べ替え方式だと思います)ときに、しっかりと回答できると思います。
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