高校受験の対策のための学習だけでなく、日ごろの学習の場合にも同様の事が言えますが、勉強時間を自ら管理し、日々の勉強時間の記録をつけながら、勉強の質・量の両方をよりよいものにしていくための工夫を重ねていくことを推奨します。これを続けていくと、「塾なし」で成績を伸ばす事は可能ですし、難関といわれる高校に進学する事も可能だと思います。 単純に勉強時間を増やせば良いというわけではありませんが、勉強の質、効率を高めるためにはそれなりの工夫が必要となり、そのための試行錯誤の時間も必要となるので、当然ながら一定の勉強時間をかける事が必要になります。また、受験を突破するのに必要な勉強量はそれなりに必要となるので、必要な勉強の量を消化するためには、それなりの勉強時間が必要となります。 さて、勉強時間を管理するといっても、まずは学校のテストを迎えるにあたり、自分が各教科に対してどれだけの勉強時間を割いているのかを知る必要があります。たとえば、期末テストの20日前から、毎日、自宅でどの教科を勉強したのか、実技4教科も含めて、メモ用紙に記録してまとめておくとよいでしょう。テスト対策は、「試験範囲が発表されてから」では遅いと思うので、最低でも20日前くらいから勉強時間の記録をつけておきましょう。記録の際には、メモ用紙に表を作り、各科目にかけた勉強時間が一目で分かるようにしておきましょう。メモ用紙を使いたくないという人は、方眼メモリが入ったノートを活用してもよいでしょう。 例えば、6月1日に、自宅で国語の勉強を1時間、数学の勉強を40分、美術の勉強を20分、合計で2時間の勉強をした場合には、「6月1日、国語「1:00」、数学「0:40」、美術「0:20」、合計時間「2:00」」と記入しておきましょう。(これはあくまで一例ですので、記入方法は自分が後で見やすいように工夫してもよいと思います。) ただし、勉強時間の記録は、保護者や教師などには見せなくても良い、自分だけのものにしておくほうが望ましいと思います。保護者や教師から「勉強時間が少ない」と怒られなくてもよい状況にしておいてかまわないと思います。そのかわり、勉強時間の記録は正直に記録しておく、たとえ「勉強時間ゼロ」でも正直に記録しておく事が大切ですし、勉強に集中できなかった日の勉強時間は「勉強時間ゼロ」扱いにするくらいの気持ちで記録をつけることが重要です。 ※続きは、「勉強時間の記録を次に生かす編」のをお読みください。
目次
テスト問題の予想傾向
特集
sponsored link
Amazon
(c)中学実技4教科(音楽・美術・技術・家庭・保健体育)期末テスト・学年末テストの勉強法