高校受験をどのように突破していくのか、その選択肢の一つとして「塾なし」の方法を選択することも視野に入れることが重要ですが、その場合、「実技4教科」を頑張る事が、塾に通っている人に差をつけるチャンスともなると思います。 現状では、多くの塾が「実技4教科」をおろそかにしている傾向があると思います。しかし、別のページでも説明しているとおり、実際の高校受験では、好むと好まざるとに限らず、これらの科目を高校入試の調査書(内申書)において評価している学校が多いとされています。これについては、受験する学校によって採点方式が異なりますので、内申書がどれほど重視されるのかということについては、各自、受験する都道府県の採点方式について調べておくことが肝心です。 さて、「塾なし」の高校受験の場合には、たとえば塾が主催する模擬試験を受験することが困難になるなどのデメリットが生じます。また、自宅学習の場合、自分の学習法をある程度確立し、学校の中間・期末テストでその成果を出していかなければ、「塾なし」での志望校合格というところまで成績を伸ばす事は難しいと考えられます。自分で受験勉強をコントロールすることが難しいのであれば、「塾なし」の高校受験は厳しい状況になると考えざるを得ません。 しかし、一方で、「塾なし」で高校受験に備えるという事は、塾に通っている人よりも時間を自由に使うことができるという事を意味しています。時間を自由に使えるということは、学習塾などが定めるカリキュラムに左右される事なく、自分にあった方法で学校の定期テストに備えることができたり、自分の苦手分野を重点的に学習できたりするということを意味します。 その中で、内申書において重要視されると考えられる「実技4教科」の期末テストの対策に十分な時間を使えるということが、「塾なし」で高校受験対策を進めることのメリットの一つと考えられます。特に、「塾なし」で高校受験対策をするのであれば、受験で課される「5教科」の勉強の中でも、学校の授業や教材をフルに活用することが必要になってくるので、「5教科」の学習でうまく感覚をつかむことができれば、その感覚をそのまま「実技4教科」の期末テストの対策に応用させるだけでも、十分な成果を出す事ができると思います。そして、「実技4教科」の成績が伸びれば、内申書の得点にもプラスの影響が生じ、そして高校受験を有利に進める可能性があると考えられます。 繰り返しになりますが、高校受験の対策のために、「塾なし」で受験勉強を進めていく方法と、学習塾などの活用を視野に入れていく方法の両方の選択肢があるということを知り、その上で、塾に通うとしても、通わないとしても、いずれの場合でも「実技4教科」をうまく味方につけていく方法を模索して頂きたいと思います。「実技4教科」の学習法・対策法に関しましては、このサイトでは、勉強法の説明のページ、授業のノートの取り方のページを別に設けているので、そちらを参考にしていただきたいと思います。
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