前のページで述べたように、自宅学習の際にノートを用意し、授業中の板書、教師が口頭で述べた事、そして教科書や資料集・ワークなどに載っている内容のことについて、一問一答形式の問題集を自作する「予想問題」を作ってみると、普段の授業にとりあえず真面目に取り組んでいる人なら、実技4教科(副教科)の学習で必要なポイントをかなりカバーできる「予想問題」を作る事が可能だと思います。 ここで大切なのは、自宅学習用のノート(まとめノート)を「予想問題集」と位置づけて、自分で作った問題を繰り返し解きなおすことです。 前のページで、予想問題を作るコツとして「何回も繰り返して解きなおす事ができるように、ノートの端の部分を答え合わせ専用スペースにするなどの工夫をしたほうがよい」ということを書きました。そもそも、予想問題は「作って終わり」ではなく、繰り返し解くことが大切になってくるため、何回も繰り返して解きなおすことが出来るようにすることが大切なのです。 皆さんの中には、5教科の学習に関して、繰り返し学習の必要性について聞いたことがある人もいると思いますが、これは実技4教科についても同様のことがいえます。一回目に解けなかった問題を、何回も繰り返して解いてみると、その問題を解くために必要な知識が自然に身につきます。ノートをまとめただけでは覚える事が出来ないことでも、同じことを繰り返して学習すると、記憶がしっかりと定着します。 そして、繰り返し学習に最適なのは、ノートに問題を作り、その問題を繰り返し解くという学習法だと考えられます。ノートに「予想問題」を作るとき、皆さんは学校の授業のことを思い出したり、学校で使っている教科書やワークなどを参照したりしながら予想問題をつくることになりますが、その作業を行うだけでも勉強になります。そして、さらに、自分で作った問題を繰り返して解くわけですから、非常に記憶に残りやすい学習が可能になります。 (参考) 実技4教科のテスト対策ノートの例(PDF) 音楽の聞き取りテストなどの分野については例外ですが、実技4教科のテストのほとんどの部分は、事実上の暗記科目といえます。暗記で得点できる内容の問題は自分でテスト対策が可能ですので、あきらめずに繰り返して学習することが大切です。
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テスト問題の予想傾向
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(c)中学実技4教科(音楽・美術・技術・家庭・保健体育)期末テスト・学年末テストの勉強法