家庭科で被服分野を学習中の皆さん、とくにテスト勉強に取り組んでいる皆さんに、注意してほしい事があります。2014年から、市販の衣服に付いている「取扱絵表示」が変更されます。経済産業省が、いままでの日本工業規格(JIS)表示から、国際標準化機構(ISO)が定めた国際規格にそろえる方針を表明したためです。 2014年以降は、新しくつくられていく衣服については、すべて新しい絵表示になるということになりますが、何年も使っている衣服の中には、2014年以前に作られたものもあり、それらの衣服の中には古い取扱絵表示が使用されている可能性があるということになります。 したがって、「被服」分野についてテスト勉強をする場合には、皆さんが使用している教科書に載っている「取扱絵表示」が、2014年以前のものなのかどうかということについて教師に確認してください。実際のテストでは、変更前の表示について勉強するべきか、それとも、変更後の表示について勉強すべきかということについて、教師に確認したうえで、テスト勉強に臨む事をおすすめします。 特に、中学校の技術・家庭科の教科書は、複数年にわたって使用するものが多いので、古い「取扱絵表示」が載っている場合もあります。また、市販のテスト勉強用の教材についても、古い「取扱絵表示」が載っている場合もあります。したがって、不明な点については、学校の家庭科の教師に尋ねる事をおすすめします。 なお、学校の教師から、今回の変更について説明が行われたり、参考資料がプリントとして配布されるというようなケースもあるかもしれません。その場合には、学校の教師の指示に従った上で、学校の教師の方針に沿ってテスト勉強を進めてください。 (取扱絵表示の変更の例については次のページも参照してください。)
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